2024年に発行される新1万円紙幣の顔に選ばれたり、
この春から始まったNHKの大河ドラマ「「青天を衝け」の主人公として
「日本資本主義の父」といわれる渋沢栄一が脚光を浴びていますね。
そこで、今回ご紹介するのが東京都北区・飛鳥山公園の一角にある渋沢史料館。
渋沢栄一の活動を広く紹介する博物館として、かつて栄一が住んでいた
旧渋沢邸跡地に1982年に開館したミュージアムです。
渋沢史料館
http://www.shibusawa.or.jp/museum/index.html
さて、渋沢栄一(1840−1931)は、日本の近代経済社会の基礎を築き、
生涯「道徳経済合一説」を唱え、実業界だけでなく
社会公共事業や国際交流においても活躍しました。
生涯に約500の企業の育成に係わり、約600の社会公共事業に
携わったといわれています。
こちらの資料館1階では映像により、2階展示室では、
渋沢栄一の生い立ちからその生涯と業績をわかりやすく
パネルで展示しています。
現在の埼玉県・深谷市で豪農の長男として生まれ、
幼いころより商才に優れ、後には徳川慶喜の幕臣となり、
パリ万博を視察後ヨーロッパ諸国を歴訪したという波乱万丈の生涯です。
さらに帰国後は大蔵官僚を経験、実業界へ転身後第一国立銀行や
東京証券取引所をはじめ数多くの企業の創立や経営に
かかわったというのですから驚きます。
1982年当初の渋沢史料館は、旧邸内に残る大正期の2つの重要文化財建物
「晩香廬」と「青淵文庫」を施設として開館しました。
その後1998年3月に本館を増設し、現在は3つの建物を見学できます。
(完全予約制)
そして22年を経て2020年リニューアルオープン。
渋沢栄一を3つのテーマ ―「ふれる」、「たどる」、「知る」― でひも解く
展示内容へとパワーアップしました。
渋沢史料館で「日本資本主義の父」渋沢栄一の人と業績について
じっくり学んでみてはいかがでしょう。
DATA
公益財団法人 渋沢栄一記念財団
渋沢史料館
東京都北区西ヶ原2-16-1 飛鳥山公園内
【完全予約制・予約は以下の資料館HPをご確認ください】
https://www.shibusawa.or.jp/index.html
TEL:03-3910-0005